設備資金とは|運転資金との違いと、返済期間の決め方
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ユアトリー編集部融資の審査実務の経験者が監修しています
この記事の結論
- 設備資金とは、店舗の内装や機械、車両など、長く使う設備を買うためのお金です。融資では運転資金と分けて申し込みます。
- 設備は何年も使って少しずつ利益を生むので、運転資金より長い返済期間を設けられるのが一般的です。
- 担当者は、設備が本当に必要か、金額が見積書と合っているかを確かめています。
ひとことで言うと
設備資金とは、店舗の内装工事や機械、車両、パソコンなど、長く使う設備を買うためのお金です。融資では、毎月の支払いを立て替えるための運転資金と分けて申し込みます。
もう少し詳しく
運転資金との違い
| 設備資金 | 運転資金 | |
|---|---|---|
| 使いみちの例 | 内装工事、厨房機器、機械、車両 | 仕入、人件費、家賃、広告費 |
| お金の性質 | 一度に出ていき、何年もかけて回収する | 出ていっては入ってくるを繰り返す |
| 申込のときに求められるもの | 見積書 | 入金・支払いの条件や、資金繰り表などの説明 |
日本政策金融公庫と沖縄振興開発金融公庫(以下、沖縄公庫)の「新規開業・スタートアップ支援資金」では、返済期間は設備資金が20年以内、運転資金が10年以内です(2026年10月時点)。
返済期間は、設備を使う年数に合わせる
設備は、買った年だけでなく、使い続ける何年もの間に少しずつ利益を生みます。そのため、返済期間も設備を使う年数に合わせるのが基本です。
5年使う設備を3年で返すと、設備が生む利益より返済が先に進み、手元のお金が苦しくなります。逆に、5年で買い替える設備を10年かけて返すと、買い替えのときにまだ前の借入が残ります。
損益計算書の上では、設備の代金は減価償却で何年かに分けて費用になります。その年数も、返済期間を考えるときの目安になります。減価償却費が返済の元手としてどう扱われるかは、返済原資で説明しています。
よくある誤解
- 「設備資金で借りたお金は、運転資金にも回せる」:融資は、申し込んだ使いみちに使うことが前提です。設備資金として借りたお金は、見積書どおりの設備に使います
- 「返済期間は長いほど楽」:毎月の返済は軽くなりますが、利息の総額は増えます。設備を使い終わった後まで返済が続くと、次の設備を買うときの負担にもなります
- 「設備資金だけ借りればいい」:設備をそろえても、売上が立ち上がるまでの家賃や人件費は別に必要です。運転資金も合わせて考えておきましょう